昨日に引き続き、コンサートに行ってきました。
今日は紀尾井ホールで服部百音さんのリサイタルです。
昨年の服部百音さんのリサイタルも聴きに行きました。
その時は確か、イザイの2番、エルンストの夏の名残りのバラ、ワックスマンのカルメン幻想曲、ヴィエニャフスキのファウストの主題による幻想曲、といった超絶技巧特集でした。
今年もエルンストの魔王、夏の名残りのバラ、ラヴェルのツィガーヌといった超絶技巧曲満載のプログラムでした。
夏の名残りのバラは前回よりテンポが上がって流れが良くなり、オープニングとしてふさわしい華やかな演奏でした。
プロコフィエフのソナタは………すみません!寝てしまいました!
曲調が難解で一楽章から夢の彼方です…zzz
魔王はテンポ速くメリハリつけて弾いていて短く感じました。
あまり難しそうに見えず弾きこなしていて、必死で取り組んだものとしては切ない気持ちになりました…
ショーソンのポエムは音程をピッタリ、高めとを狙って使い分けている感じがしました。
音程でメリハリをつけるという表現、とても面白かったです。
タイスの瞑想曲は「?」と思った節回しが何ヶ所かありましたがその後にちゃんと収めていて、緊張と緩和を使い分けている感じでした。
ジンバリストのリムスキーコルサコフの(金鶏」の主題による演奏会用幻想曲というのを初めて聴きましたが、むちゃくちゃ難しそうで、楽譜を見るのも嫌になりそうなレベルでした。
いや、怖いもの見たさでみたいです!
冒頭が「コケコッコー」に聴こえたのは「金鶏」という名からくる思い込みか、作曲家の狙いなのか。
とても遊びに満ちていて、「弾けたら楽しそうだな〜」と思いました。
ツィガーヌは最後の方のテンポがあまりにも緩急ありまくりで笑ってしまいました。
テンポ構成が良かったです。
楽しい&勉強になった、コンサート観に行く特集は今日で最後です。
短期間で服部百音さん(2回)、ギル・シャハムさん、三浦文彰さん、あとライナー・キュッヒルさん(笑)、皆さんの自由に表現されている演奏をみて、表現するにはまずは技術だよな〜と改めて痛感しました。
また初心に帰って、音階、エチュード等、基礎練習にも励んでいきたいと思います。
………明日からね
バイオリン講師 森基之
バイオリン講師の森基之です。 バイオリンは数ある楽器の中でも表現に富んだ楽器です。 また、演奏のし方も幅広く、独奏、アンサンブル、オーケストラ、など。 何か楽器を習いたいと思った方は是非バイオリン始めて バイオリンの素晴らしさを体感して下さい♪
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